6月5日練習試合 巨人vsヤクルト(巨人ファンによる)まとめ
先日はコロナ関連で巨人の2選手が陽性と診断されるなど、心配なニュースが続きましたが、本日改めて巨人の選手たちのPCR検査全員陰性が発表されました。
そんな中で行われた今日の練習試合ですが、巨人ファンながらヤクルトの先発投手の石川雅規投手と嶋基宏捕手のベテランバッテリーの配球に目が行ってしまう今日の試合でした。
野球の面白さはいろんな部分にあり、人によって様々な楽しみ方があると思います。
そんな中で今回は、「バッテリーの配球」という部分に注目して、野球の面白さを発信させていただきます!
中継を解説していた元巨人コーチの村田真一氏が絶賛していた、岡本和真選手に対する投球を詳しく解説しています。
「その打席での配球の何がすごかったのか?」
最後まで読んで頂けると嬉しいです。
2020年6月5日の試合結果(巨人vsヤクルト)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
ヤ 1 0 0 0 0 1 0 0 0 2
巨 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2
2020年6月5日のスタメン(巨人のみ)
1 吉川 4
2 増田(大)6
3 丸 8
4 岡本 DH
5 パーラ 9
6 中島 3
7 亀井 7
8 小林 2
9 北村 5
P メルセデス
石川雅規投手のコントロールに脱帽...
今回の記事のテーマは巨人の選手ではなく、ヤクルトの先発投手を務めた石川雅規投手です。
今シーズンの開幕投手に内定しており、ベテランらしいコントロールが魅力の投手です。
本日は5イニングを投げ、球数は61球・被安打2・失点0という結果でした。
四球は北村選手に対して8球投げた末に1つのみありましたが、この打席でもコントロールミスはほとんどなく、ストライクゾーンギリギリを攻めた結果としてのフォアボールといった印象を受けました。
ピンチでの岡本和真選手に対する配球は圧巻
そして今回の記事で注目したいのは4回裏の岡本和真選手の打席での配球です。
僕自身のTwitterでも紹介したのですが、今日の野球中継で解説を務めていた村田真一元コーチが絶賛していたのがこの打席です。
解説の村田元コーチ絶賛の配球が4回裏一死二塁(途中から増田進塁で三塁)バッター #岡本和真 のこの打席。
— JN @野球好き大学生ブロガー (@JNzenryoku) 2020年6月5日
まず #石川雅規 のコントロールが良すぎてゾーンギリギリで勝負してるのが分かるし、内野ゴロが欲しい場面で捕手 #嶋基宏 が6球目にインコース見せてるのがすごい…#giants #swallows pic.twitter.com/bw7dlWhMwz
この打席1アウト2塁という状況で4番の岡本選手が打席に入ります。
5球目のチェンジアップまで低めに集め、1塁が空いているということもありしっかりボール球を振らせる配球で組み立てます。
しかしこの5球目がワイルドピッチとなり、ランナーの増田大輝選手が3塁へ進塁します。
この時点で状況はヤクルト1点リードの1アウトランナー3塁。
カウントは3ボール2ストライクのフルカウントです。
打席の岡本選手はご存じのように長打力は抜群なので外野フライを打てれば少なくとも1点は入り、巨人が同点に追いつくということになります。
となるとヤクルトバッテリーとしては、三振もしくは前進守備の内野ゴロに打ち取りたい場面です。
既にフルカウントなので次の6球目が勝負球となり、上記の状況からしても低めorアウトコースのボール球に逃げていく変化球がセオリーですが、バッテリーの選択はインコースに食い込んでいくカットボールでした。
この球種、コースをは岡本選手の頭の中になかったでしょうし、解説の村田氏も驚くような配球でした。
(嶋選手も最初からインコースに構えておりコントロールミスではありません)
この6球目があったことで、次の7球目の外に逃げていくシンカー(スクリュー)で岡本選手は空振り三振に倒れます。
この配球は見ていて気持ちいいほどに組み立てられていました。
嶋選手の経験に基づくリードと、要求されたところに的確にコントロールする石川投手の技が揃ってこその三振だったと思います。
「配球のすごさ」伝わったでしょうか...
今回は「配球」という部分に注目して、巨人ファンにも関わらずヤクルトバッテリーに注目して記事を書いてしまいました。
なんとなく見ている打席にはバッターとバッテリーの間で高度な駆け引きが行われているのです。
球速やパワーといった派手な部分に注目しがちですが、こういった見方もたまには面白いと思うので気にしながら見ていただけると嬉しいです!