全力日記

読書を学問だと思い込んでいる若手社会人が学びを記録するブログ

大学の研究室に行きたくない人に読んでほしい。筆者の体験談書いてみました。

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大学の研究室に行きたくないって人に読んでほしい

 

大学生、特に理系の学生だと避けて通れないのが研究室配属からの卒業研究という流れ。

 

文系の人だとゼミって呼んだりしますよね。

 

大学に入って、卒業する為に卒論を書かなければならない。

 

という当たり前のことなのですが、自分にとっては研究室という空間が居心地が悪くて、何で研究なんてしなくちゃいけないんだろう、ってずっと考えてました。

 

 

多分こんな考えを持っている人はたくさんいるだろうな、と思ったのでこの記事を書こう!と思いました!

 

研究室に行くのがちょっと楽になった考え方の変え方と実験に少しだけ楽しさを見出せた瞬間について書いていきます。

 

ちょっとでも皆さんの大学生活の支えになってくれたら嬉しいな、と思います🙇‍♂️

 

 

「大学の研究室に行きたくない」と思いながら毎日研究室へ

 

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今でこそ少しは気楽な気持ちで研究室に行くことができてますが、研究室配属直後は本当に行きたくなかったです。

 

自分の場合は大学3年の秋に部活動を引退して、そのあとすぐに研究室配属がありました。

 

毎日部活で体を動かしていた生活から、急に研究室に配属されて、完全には理解できないまま実験や論文に向かう生活へ。

 

この急変も良くなかったな、と思いますが…笑

 

毎日声出しながら気の合う仲間と目標に向けて練習してた日々が一転、急に研究テーマを与えられ仲良くもない先輩たちと同じ空間で1日を過ごす。

 

人によっては何も感じない生活かもしれませんが、自分にとっては結構苦痛でした。

 

 

研究始めてみれば多少は楽しくなるだろう、と考えていたのですが、自分の自由な時間も無いし、将来何の役に立つのかな、とかずっと考えてました。

 

大学院に行くつもりでしたが研究職に魅力を見出せる気もせず、だったら社会でもっと役立つこと、経済のこととか行動心理学とか、他のことに興味が湧いていたのも事実です。

 

そのため「研究室にいる時間は自分にとって無駄な時間でしかない。」と正直考えていました。

 

 

 

大学の研究室に行きたくないという気持ちが消え始めたキッカケ

 

こんな研究生活のスタートを切ったのですが、研究室に行きたくないという気持ちが変わり始めたキッカケがありました。

 

それは研究室での忘年会です。

 

自分は決してコミュ障ってわけではないのですが、研究室では先輩達もそれぞれ自分達のやるべきタスクを抱えているので、その忘年会までなかなか先輩とゆっくり話す機会がありませんでした。

 

それもあってか、なんでこの人達は毎日文句も言わず研究に没頭できるのだろうか?と勝手にちょっとした不信感を抱いていました…笑

 

今となってはとんでもない考え方ですが。

 

逆を言えばそのくらい研究室に対する嫌悪感が募っていたということになりますね。

 

 

さて、そしてキッカケとなった忘年会で、おそらく初めて先輩や教授陣とゆっくり話をする機会がありました。

 

そしてゆっくり話してみると、先輩達も教授陣も思っていたほど変な人ではないということに気づきました。

 

当然なんですが笑

 

ただ冗談では無く!

この感覚はすごく重要で、コミュニケーションをとって親しくなることで「自分だけが楽しめて無いのではないか?」という感覚から解放されることになりました。

 

先輩達も何らかの不満や不安を抱えていて、でも研究生活をそれなりに楽しんでいる。

 

この時はまだ、どうして楽しいと感じられるのかは分かりませんでしたが、研究室という場に対する嫌悪感が薄れた大きな第一歩でした。

 

 

行きたくないという気持ちを受け入れてみることにした

 

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少し気持ちは楽になったものの、未だ研究そのものに対する楽しさは見出せず、苦痛に感じながら研究室に通っていました。

 

この時どうしても楽しさを見出すことができなかったので、今度はその気持ちに向き合うことにしました。

 

「なんとか楽しいと思い込もう。」と思いながら実験をしていましたが、結局面白さを見つけられません。

 

そこで、ある日ちょっとした考え方の変化を取り入れてみることにしました。

 

この時の自分は

「研究なんて楽しくないし、自分の人生で無駄な時間なのではないか?」

と考えていました。

 

ということは、無駄な時間ではないと認識することができれば、研究室に行く気が起きるのではないか?と考えました。

 

この時に無理やり見つける意義は結構なんでもよかったな、と今では思いますが。

 

自分は「仕事し始めた時の練習だと思えば良いんだ!」というふうに考えることで、研究室に行くことに対し意義を見出したのです。

 

実験は仕事で、行きたくないけど行かなければならない。

 

仕事で出世するには早く正確に仕事をこなして信頼を集めることが必要だから、実験も同じように速さと正確さの両立を目指していこう。

 

こんな感じで仕事のシュミレーションとして研究を捉えることが研究室に行く意義となりました。

 

 

ちょっとだけ研究に面白さを見出せた話

 

そんなこんなで研究室に行っているうちに、ほんの少しだけ研究そのものに楽しさを見出せるようになりました!

 

キッカケはある日、自分の研究テーマが大きく進展するような実験データを得られたのです。

 

この時、今まで点でしかなかった過去の実験結果が一つのように繋がり仮説を立てることができました。

 

あくまで仮説でしかなかったのですが、頭の中でほんやりしていて自分のテーマが、霧が晴れたように自分の結果と繋がったのです。

 

そうすると自分が仮説を証明する為にどんな実験をする必要があるのか、という部分が見えてきます。

 

この時分かったこととしては、自分自身で仮説を立てることがいかに大切なのか、ということです。

 

これまでは教授が立てた仮説のもと、教授に言われるがまま実験をしている部分が多かったのですが…

 

自分の研究テーマに対して当事者意識を持つことができた、というのが非常に大きかったように感じます。

 

自分は研究を避けるあまり、自分のテーマのことすら真剣に考えられていなかったのです。

 

人生においてどう役立つかを考えるのではなく、今とりあえず目の前の研究を進めるという役割を果たそうと。

 

それが結果として論理的思考力やらなんやらに繋がって自分の将来に生きてくるのではないでしょうか?

 

大学の研究室に行きたくない人へ最後のメッセージ

 

おそらくこの時期の自分は、部活が終了したこともあって何か打ち込むものを失ってしまっていたのだと思います。

 

そのエネルギーをもう少し早く研究に向けることができていれば良かったのかな、とも思っています。

 

また、それと同時に就活やら進路やらという将来のことを考えなければいけない時期でもありました。

 

もちろん就活を成功させるために、早いうちから情報収集をして自分の将来について考える時間は非常に重要です。

 

しかし、先を見るあまり目の前のことに集中できなくなってしまい、貴重な成長の機会を失ってしまうところでした。

 

 

研究室生活は理不尽なことがあったり、人間関係が上手くいかなかったり、なかなか難しい環境でもあります。

 

しかし、その生活の中には思考力や自分で計画を立てる力など、社会に出てから役立つことを学べる貴重な機会でもあるのです。

 

実際そういった点を評価して大学院生を採用する企業もありますし、その時の職種は研究職に限った話ではありません。

 

まずは目の前のことに全力を注いでみる、そうすると何か楽しさや面白さを見出すことができるのではないでしょうか?

 

 

長くなりましたが、少しでも自分と同じような辛い想いを抱えて研究室に行っている学生の助けになれば良いと思っています。

 

困ったら無理をせず誰かに相談してみるのも当然ありだと思います。

 

私自身Twitterもやっているので相談に乗れるかもしれないですし、この記事のコメント欄に書き込むだけでも気楽になるかもしれません。

 

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1人で抱えすぎず、良い方法をゆっくり見つけていきましょう🙌

 

呼んでくれた方が残りの学生生活を楽しめることを祈っています!

 

 

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