全力日記

読書を学問だと思い込んでいる若手社会人が学びを記録するブログ

大学の研究室に通うのって意味ないのでは?と思ってしまった話。研究室に行くのが辛い人に向けて。

 

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私は今現在大学の研究室に通って日々実験を行なっている大学生です。

 

表題の通り

「大学の研究室に通っている日々って意味ないんじゃないか…?」

と考える日々を過ごしています。

 

そんな中で、最近は考え方を少し変化させることによって自分の中での研究することの意味をなんとなく定義することができています。

 

私は大学卒業後に研究職ではない職種に就職が決まっている立場で今この記事を書いています。

 

自分と同じように「研究室に通う意味」を見失っている人に向けて私自身の想いを伝えることで、読者であるあなたの気持ちが少しでも整理できたら良いな、と思ったのが記事を書こうと思った理由です。

 

「研究や実験が楽しくない。」

「何のために研究しているんだろう?」

「もっと有意義なことに時間を使いたい。」

「研究室に通っている時間って意味あるのか?」

と考えている方にとっては、この記事は読まないと損だと思うので是非読んでいただきたいです。

 

 

 

研究の意味・楽しさって何なのか?


本題に入る前に少しだけ…

実は私自身、この記事とは別に「研究することの楽しさ」について以下のような記事を書いています。

zen.jnzenryoku.work

 

要約するとリンク先の記事では

「研究しっかり頑張ってみたら楽しさ見つけられたよ」

という体験を綴っています。

 

正攻法で研究と向き合った時の内容です。

 

この感覚を味わうことができたのは事実なのですが時間が経って冷静に考えてみると、もっと有意義な時間の使い方があるのでは?と感じるようになりました。

 

このように考え方が変化したことが今回の記事を書こうと思った理由で、もし研究の楽しさを無理やりでも感じてみたいと思ったら上記リンクの記事も読んでみてください。

 

では本題に入りましょう。

 

 

就活を機に考えた研究室に通う意味

 

上にも書いたように、いま私は就職活動を無事に終えることができ、卒業までの残り半年ほどを卒業研究にあてることになりそうな大学生です。

 

大学の研究室に通うのは意味ないんじゃないか?

と思うようになってしまったのは就職活動を通して入社する予定になっている会社に理由があります。

 

私は専攻している分野とはほとんど関係のない、コンサルティングの会社に入社することになりました。

 

大学生活で様々な経験をし、そこから多くの人や企業に影響を与えるコンサルタントという仕事に魅力を感じたのが主な動機です。

 

この入社することになった企業には「内定者インターン制度」というものがあり、時間がある内定者は入社までの期間でコンサルタントの基礎をアルバイトという形で学ぶことができます。

 

当然、入社する前にこの経験が積めるのは、その会社で働く上で有利で役に立ちますし、アルバイトなのでお給料ももらえます

 

この制度を知ったとき、研究室に通うという行為に対して「意味がないのでは?」と思ってしまったのです。

 

 

 

研究室での経験も役には立つ…?

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こういった話をすると、よくある反論として「研究室での経験や思考プロセスも将来絶対役に立つ」というものがあります。

 

これは確かに一理あると思いますが、研究をしばらく続けてみた上で私は以下のように思います。

 

上記のような能力を身につける手段は研究じゃなくても良いのではないか?

 

長い時間研究室に拘束されて、もちろんお給料などは出ずに実験を進めることにこだわる必要はあるのでしょうか?

 

となると大学最後の1年間を研究に割り当てる意味などないのでは?という考えに至ってしまいます。

 

この気持ちは、自分自身の専攻が大好きで大学院に進むような人や、専攻と関連が強い就職先に進む人には分からないと思います。

 

ただ、実際のところは、こういった気持ちを抱えながら研究を続けている人が一定数いるのではないでしょうか?

 

 

研究は意味ないという気持ちは理解してくれる人が少ない

 

今回は研究することの意味をテーマに記事を書きましたが、このような気持ちを理解してくれる人は身近に非常に少ないと思います。

 

というのも、あなたの学部にはそもそも専攻の科目が好きな人たちが集まっているはずだからです。

 

入学した時からずっと専攻科目が好きで、研究を楽しんでいる人がほとんどであり、教授達はその分野を生業とする専門家たちです。

 

当然、

「大学 研究室 意味ない」

「理系 研究室 行く意味」

などと検索している学生の気持ちはなかなか理解してもらえません。

 

勘違いしないで頂きたいのは、私の場合は自分が心から楽しめない分、研究を楽しんでいる友達や先輩を本当に尊敬しています。

 

ただ学生全員が研究に対する意味や意義を感じているかというと、そうではない!ということを知って欲しいのです。

 

こんな気持ちを抱えている人が今読んでいるあなただけではない、ということが分かるだけでも少し気楽になるのではないか、と私は考えています。

 

その上で最後に、私自身を少しだけ救うことができた考え方の変化について書いていきます。

もう少しだけお付き合いください!

 

 

 

研究生活をどう乗り切るか

 

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私にはあと半年間の研究生活が残っていますが、ある一つのことをテーマにすることで乗り切ろうと思っています。

 

それは

「研究の手を抜く」

ということです。

 

字面だけ見るとただ「サボっている」だけに思えるかもしれませんが、単にそれだけの意味ではありません。

 

いかに研究室にいる時間を短くするか。

いかに研究に時間をかけないか。

ということに重点を置くのです。

 

他の研究室のメンバーや教授に冷たい目で見られないようにしつつ、自身が今やりたいことに時間を使うことができるよう実験を進めるのです。

 

これによって「研究することの意味の方向性」を変化させることができます。

 

これまではなんとか楽しもうと

「研究で結果を出すこと」

「たくさん実験をして夢中になること」

「卒研の発表の場でカッコ良くプレゼンをすること」

などを無理に目標にして、その度に研究に熱意を持つことができない自分が嫌になっていました。

 

その結果が「大学の研究なんて意味がない」という思考だったのです。

 

逆転の発想をすることで気楽になる糸口を見つけました。

 

最終的な目的を「自分の時間を確保すること」にすることで、「短時間で最低限の実験量・研究時間を確保する」という手段が見えてきます。

 

研究を目的ではなく手段にしてしまうのです。

 

そうすると研究というものの位置付けが自分の中で低くなり、実験することに対するプレッシャーや義務感を軽減することに繋がります。

 

この考え方のもとで研究を進めていけば、自分の時間も確保できて、かつ効率的な時間の使い方を身につけられるのではないか、と考えています。

 

私はこの考え方に自信があるのでここで紹介しましたが、根本的な解決にはなっていないのでは?と感じた方は途中でも紹介したもう一つの記事を読んでみてください。

(こちらに再度リンクを貼っておきます。)

zen.jnzenryoku.work

 

正面からで研究に向き合い、楽しさを見出そうとしていた時の私の経験が書いてあります。

軽い気持ちで読んでみてください🙌

 

ひとまず最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

 

お互い研究生活大変ですが、なんとか頑張っていきましょう…!

 

zen.jnzenryoku.work