今回の記事は以下の外部サイトの記事をもとに作成しています。
英語ですが詳しいことを知りたい方はぜひ読んでみてください!
ダイエットのために朝食は抜くべきではない
記事内の研究結果によると、朝食を抜いた人と朝食を「しっかり」食べた人を比較した際、「しっかり」食べた人の方が約2.5倍カロリーを消費しやすくなっていたということが分かっています。
これは日中の活動によるエネルギー消費と関連があり、朝食を抜くことは体重を減らすうえで良くないことが主張されています。
また、朝食を抜いたとしても被験者たちは、その後の食事で抜いた分を補ってしまうということが分かっています。
本能的に後で補ってしまうくらいなら、カロリー消費ができる午前中にエネルギーに変換できるよう朝食としてカロリー摂取をした方が良いということですね。
実際に行われた実験方法
この実験では健康的な若い男性が2つのグループに分けられました。
1グループは1日の必要摂取カロリーのうち11%を朝食で摂取し、69%分を夕食で摂取するという生活を行います。
もう一方のグループは、その反対の摂取カロリーで朝食と夕食が用意されます。
これを1度行った後、公平性のあるデータを取るために2週間後にグループのメンバーを入れ替えて再びデータを取ります。
この間、消費カロリーや血糖値、睡眠の質、甘いものへの欲求なども計測しました。
カロリー消費などの計測結果
結論としては上記に記したように「朝食で高カロリーを摂取しておき、夕食はカロリーを低くした方が体重を減らすのに適している。」というものでした。
夕食時より朝食時の方が食後に上昇する血糖値やインスリンの濃度がスムーズに低下していくことが計測されました。
また、これらに加えて、朝食のカロリーが低い場合、甘いものに対する食欲が高まりやすいことがデータから分かり、間食を食べるリスクを高めてしまうということが示唆されています。
研究者によるこの研究結果の解釈
この実験を行った研究者は、「今回のデータだけでは実験期間も短く、対象が男性だけだったので確定的なことは言えない」とはしながらも、
一日に摂取するカロリーを固定して考えた場合、朝食を重めにして夕食は軽くすることが体重を減らすことの助けとなると主張しています。
また、血糖値の下がりやすさにおいても朝食の方がスムーズだったことから、糖尿病やメタボリックシンドロームの予防、治療のためにも、今回の理論は応用できるとしています。