10代の母親に焦点を当てた研究
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この記事の題名は
「若い母親の3分の2は精神健康上の問題を抱えている。」
というものです。
この研究でいう若い母親とは10代のうちから子供を持つ母親のことです。
では実際にどのような方法で研究が進められたのかを見ていきましょう。
具体的な調査方法とその結果
この調査では2012年から2015年の間に450人の「20歳以下の母親」と100人の「21歳以上の母親」とを比較することで調査しています。
これに加えて「20歳以下の子供を持たない女性」も比較対象として調査されているようです。
この調査によると「20歳以下の子供を持たない母親」のうち約40%がうつ症状や活動過多症などの精神的問題を少なくとも1つ抱えていることが分かりました。
また、この割合は「21歳以上の母親」と「20歳以下の子供を持たない女性」と比較して、最大で4倍にまで達したということです。
精神的なストレスがもたらす悪影響
研究者がこの研究に手を付けた目的は、若い母親の精神状態に対する理解を深め、若い母親たちが子育てにおいてより高い成果を出せるように促すことだそうです。
上記の結果をもとから、調査に携わった研究者は
「母親の健康を守るためでなく、子どもの健やかな成長のためにも、これらの若い母親の精神的問題の特定と治療は大切である。」
としています。
今後より一層の特定や治療技術の整備が進められる必要があるとも述べています。
上記のように若い母親は通常の人よりも精神的なストレスを感じやすいということが分かっています。
このことを周囲の人間が認識して助けることや、本人が異変を感じたら早めに精神疾患の疑いのもと状況を特定することが大切です。