表題の通りですが、本日は面白い記事を見つけたので紹介したいと思います。
論理的思考力を身につけるヒントにもなりそうな方法だったので是非読んで行ってください🙌
この記事で与えられている課題は
「細胞を弱らせることができる莫大な数の物質の候補から、どのようにして効果的な物質を見つけだすか」
という点です!
候補の中には本当に効果があるのか分からないものが沢山含まれています。
ガン細胞をピンポイントに弱らせることができる物質、見つけられるのでしょうか?
元の英語なのですが興味がある人は読んでみてください!
もちろんこの記事の中では日本語で分かりやすく説明しますよ!
医学、生物学の研究がどのように行われているのか是非覗いて行ってくださいー!
これまでの研究と課題
ガン細胞はある種の糖類を利用して、成長し分裂していくことがわかっています。
そこで研究者は糖類の吸収を妨害する物質を使ってガン細胞が成長できないようにしよう!
と考えたわけです。
ただ問題点はこの物質を使ってしまうと正常な細胞にも悪影響を与えてしまう可能性があるということ。
これを検証していくための自動化された新しい方法を見つけたよー!というのが今回の記事のテーマになっております。
新しく生み出された方法
①まず初めにたくさん穴の開いたプレートに細胞と生存に必要な物質を入れて細胞培養します🧫
もちろん成長に必要な糖類も入れておきます。
↑イメージ
②1つ1つの穴の細胞にそれぞれ別の物質を加えていきます。
この物質は糖類の吸収を妨害する効果があるとされる物質です。
③しばらくしたら特殊な糖類を全ての細胞に与えていきます。
この糖類はいたって普通に吸収されますがある特徴を持っています。
④その特徴とは酵素と反応すると蛍光を発するという点です!
②の段階で与えた物質が糖類の吸収を妨害できていた場合、③で加えた特殊な糖類は吸収されませんよね?
細胞に酵素を反応させて、光った細胞は特殊な糖類が吸収されている。
↓
その穴に加えた物質は効果がなかった。
細胞に酵素を反応させて、光らなかった細胞は③で加えた糖類を吸収していない。
↓
その穴に加えた物質は効果があった!
ということになります。
このような一連の流れを自動的に何度も繰り返すことによって、莫大な数の候補物質の中からガン細胞に有効な物質を見つけよう!
という試みが始まったということですね!
将来自分たちの身体をむしばむガン細胞から守ってくれる救世主がこの手法で見つかるかもしれません!
こうした研究が進むことを祈りたいです🙇♂️