今回は『偽りだらけの依頼人』の解決編です!
事件の解決、そして池波という謎の女の正体が判明します!
前編はこちら↓
名探偵コナン 第220話 『偽りだらけの依頼人(前編)』 あらすじ・感想 - 全力のぞ日記
まず、物語は玄関横の非常階段から凶器とみられる木刀が見つかります。
玄関口に普段は置いてあったという木刀。
なぜ非常階段に?
ここで横溝警部から池波氏が疑われます。
横溝警部の推理はこうです。
事前に電話していた池波氏が事件日の朝、四朗さんから写真を受け取ろうとした。
だが玄関口で口論となり、池波氏が四朗さんを木刀で殺害。
池波氏は非常階段から逃げ、一方で生きていた四朗さんがリビングの電話で助けを呼ぼうとする。
だが力尽きでしまうと思い、貸し借りをしていた小説と池波氏の写真を持ってダイイングメッセージとして倒れた。
横溝警部は池波氏を疑い任意同行を求めますが、池波氏は逮捕状に関する詳細な専門知識をもとに自分を任意同行することはできないと主張。
コナンは池波氏が何者なのか更に疑問に思います。
一方、鑑識の調べにより、遺体の左手(写真を握ってなかった方の手)には大量の血がついているにも関わらず、その指に巻かれたバンテージには一切血がついていないことが判明。
すなわちバンテージは後から貼られたということでしょうか?
ここで池波は自分の処遇は小五郎に一任すると言い出します。
小五郎が任意同行するべきだと言えばそれに従うというのですが、まるで小五郎を試しているかのようでした、、、
小五郎は池波と横溝刑事に詰め寄られうろたえますが、ここで!眠りの小五郎参上です!
池波氏は犯人じゃないと断定し、同じマンションの住人の吉川さんも犯人ではないという推理を披露します。
となると犯人は…
奥さんってことになりますね?
奥さんにはアリバイがあったはずなのに、、
結論から言うと奥さんは小五郎一行が到着する直前に既にゴルフから帰宅していたということでした。
その時に奥さんは朝刊をダイニングスペースに移した。
つまり、既に四朗さんは亡くなっていたということになります。
ではいつ四朗さんは殺されたのか?
それは奥さんがゴルフに出発する直前でした。
朝食と思われていた食事は夜食のもので、麻雀から四朗さんが帰宅した際に作ったもの。
その夜食を食べてる最中に奥さんは廊下に四朗さんを呼び出し木刀で撲殺したということです。
ここからは夜7時ごろの話。
ゴルフから帰宅した奥さんは廊下で倒れているはずの四朗さんがリビングまで這って進んでいることに気づきます。
この時ちょうど吉川さんからこれから麻雀するために迎えに行くという電話が留守電に入ります。
その時、奥さんは既に朝刊を動かしてしまった以上、自分は非常階段に隠れ吉川さんにその現場を発見してもらおうとした。
だがしかし、ここで一つの問題発生します。
四朗さんは真のダイイングメッセージである結婚指輪を自分の左手の薬指からぬきとり右手に握りめていました。
その事にゴルフ後に気づいてしまった奥さんは死後硬直が進んでいる四朗さん右手から指輪を何とか回収します。
ここで出てくるのがあの写真。
奥さんは不自然に握られたまま固まってしまっている四朗さんの右手に、捜査を誤魔化すために近くにあった池波氏の写真を握らせたのです。
だから池波氏の写真が握りしめられていたのですね。
また血のついていなかったバンテージは、指輪をはめていたところだけ不自然に付いていない血の跡を隠す為。
でしたが結局バンテージ自体が不自然になってしまいましたが。
この工作をした奥さんは非常階段に隠れて吉川さんや予想外の訪問者であった小五郎達が家の中に入って行くのを待っていたようです。
さて、小五郎の推理によって事件の真相は明らかになった訳ですが、動機は一体何だっのでしょうか。
奥さんによると
四朗さん毎日のように吉川さんら麻雀仲間と共に賭け麻雀をしていたそう。
それもかなりの大金を使っていたようで、家の中にところどころ不自然に無くなっているものがあったのは、賭け麻雀の為に物を売っていたという事だったのです。
次に売るのはゴルフクラブだと言われた奥さんは遂に殺しに至ってしまったということでした。
どおりで吉川さんの様子がおかしかったわけですね。
さて、最後に残った一つの謎。
池波氏は一体何者なのか?
小五郎(コナン)
「そろそろ教えてくれませんか?
いったいあなたは何者なのか
喫茶店で呟いた『レイコ』という
名前についてもね」
???「『レイコ』やのーて『レイコー』や」
コナン「!!???」
???「多分アイスコーヒー頼もうとして途中でやめたんやろ。アイスコーヒーのこと『レイコー』なんて言ったら大阪人やてバレてしまうからなー」
???「ま、今時そんなこと言うのはおっさんかオバハンだけやけどな」
???「せやろ?オバハン。」
蘭「服部くんと和葉ちゃん!」
服部「ほらオバハン!もうあんたの用は済んだやろ?早よ大阪帰り!」
小五郎「オバハンオバハンって失礼だろうがぁぁぁ!!!」
服部「ええやないかどない呼んでも。俺のオカンやねんから。」
一同「ええぇぇぇーー!!!!」
蘭「だって、だって…
色黒じゃないじゃないの!」
服部「俺の色黒はじっちゃん譲りじゃー!」
と言うことで
池波氏の正体は服部平次の母親でした。
小五郎と一緒に行動するとよく怪我をする平次のことを心配し、小五郎がどんな人間なのか試しに来たとか。
結局小五郎が事件を解決するところを見て安心したようでしたが、、、
池波「これで安心して平次のことを任せられますー!」
小五郎「任せる、、?」
平次「なんやそのガキに聞いてなかったんか?」
なんと、コナンは事前に知らされていたようですが、ある事件の調査の為に小五郎やコナン、服部も一緒に泊まりがけで福井に向かうとか。
コナンは信じていなかった為に蘭や小五郎には黙っていたようですが笑
ということで、222話からの3話連続の事件へと繋がっていきます。
220話と221話の『偽りだらけの依頼人』は服部平次の母親の初登場回でした!
平次の母親といえば今年の劇場版名探偵コナン
「から紅の恋歌(ラブレター)」にも出ていましたね!
和葉の百人一首の特訓を指導していました。
また登場人物の増えたコナンですが今後の活躍に期待ですね!